ティータイム(teatime)
〜春を先取りした、この日限りのお菓子〜
玉島・松濤園 謹製 銘 「籠(こめる)」
箏と、尺八の演奏にちなんで、龍と竹をデザインしたお菓子をご用意いたしました。
箏は、形が「龍」に似ているので、楽器の各部に龍の名前が付けられています。
中国ではこの想像上の龍を大変崇めており、優れたものを指す時に龍の名が使われていました。当時、上流階級の人々が奏でていた箏がいかに高尚な楽器として考えられていたかという証です。
尺八の素材となる「竹」と「龍」を組み合わせると「籠める」という文字になります。お客様をお迎えする心をこめる。音楽に魂をこめる。という思いを持ちながら、作成いたしました。お楽しみいただけましたら、幸いです。
亀山 健治【松濤園】 (倉敷市玉島)
玉島は古くから高梁市から高瀬舟による物資の輸送や鰊を運ぶ千石船の寄港地でもあり海上交通の要衝として栄えた港町です。寿永2年(1183年)には乙島、柏島にて源平合戦・水島合戦の舞台となり、万治2年(1659年)には備中松山藩主水谷公が三代にわたり玉島の港と町を整備。安永8年(1779年)には良寛さんが修業のために円通寺に身を寄せ修業した地としても知られておりその歴史はとても古い町です。
明治21年(1888年)初代亀山芳太郎氏が茶道をしていた関係から職人を使って和菓子の店「松涛園」をこの地に創業しました。お店の名前は初代芳太郎氏の雅号「松涛」より命名したとされています。和菓子の店を始めた理由は、江戸時代、玉島の商人たちの間で商談や接待のツールとして頻繁に茶がたしなまれ、それとともに和菓子もお茶うけとして必要とされて行った為です。
現在は、懐かしい昭和の匂いを感じさせてくれる「銀座商店街」の一角にお店を構え、地元でも有名な老舗和菓子屋として知られ、数々の名菓を生み出しています。(倉敷市地域資源ミュージアムより)
今回は、ティータイムの和菓子 銘「籠(こめる)」をご担当いただきます。
所在地
〒713-8122 倉敷市玉島中央町1-12-18
電話番号 086-526-7655
倉敷本通・木本戎堂 謹製 落雁
お雛様の時期にぴったりの落雁です。
どうぞお客様皆様で、お好みのものをとって、お回しください。
【木本戎堂】
倉敷名物「村雀」を四代百年以上にわたり、製造。季節の半生菓子、お干菓子は豊富な品揃えを誇る。
所在地
〒710-0055 岡山県倉敷市阿知2丁目23-8
電話番号 086-422-0169