神郷あまご (新見市)
高梁川最上流域、新見市の旧神郷町油野三室地区に神郷あまご養殖場はあります。
新見市の中でも北部に位置するこの三室地区は、はるか昔、氷を朝廷に献上するための貯蔵施設「氷室」があったことから、三室という地区の名前になったという歴史があるほど冷涼で水が綺麗な清流域です。
そんな地域で昔から行われていたあまご養殖ですが、一度は後継者不足で廃業し、地域の産業から姿を消しました。そんな話を聞いて、3年前に地域おこし協力隊として福岡から移住してきた私があまご養殖産業の復活を始めました。
養殖場より上流には家も畑も1軒もなく純粋な高梁川の清流で育てられていますし、過密で魚にストレスを与えないように、飼育数にも余裕を持たせ自然に近い形で養殖しております。
そんな高梁川の恵みで育った日本の固有種、神郷あまごを是非ご賞味下さい。
(松田礼平)